Chapter 2 どんな検査をするの?

Dr

問診、便検査、血液検査、成長の確認などに加え、大腸内視鏡検査などの画像検査を行って、
他の病気と区別しながら、総合的に診断します。
そして診断後も、定期的に検査・確認を行います。

潰瘍性大腸炎

問診

トイレや下痢の回数、便の状態、血便の回数や状態、腹痛のレベル、発熱、日常生活への影響などを確認します。

便検査

便に血液や白血球が混ざっていないかを調べるための検査です。

血液検査

炎症や貧血の有無、栄養状態などを調べるための検査です。

ひとくちメモ

血液検査で調べる内容と検査項目

血液検査を行うと、結果を紙で渡されることがあります。その内容を定期的に確認してみてください。

炎症を調べる

白血球数CRP赤沈
アルブミン等の項目をみる

貧血・出血を調べる

ヘモグロビン等の項目をみる

栄養状態を調べる

総蛋白アルブミン等の
項目をみる

成長の確認

身長・体重・二次性徴・骨年齢など、成長や発達に影響がないかを定期的に確認します。

成長の確認

大腸内視鏡検査

潰瘍性大腸炎の診断に欠かせない検査で、診断後も治療効果の確認や、合併症の早期発見のために定期的に受けることが大切です。

肛門から内視鏡カメラを入れて、炎症の範囲や程度などを調べます。大腸の粘膜の一部をとって、顕微鏡で詳しく調べることもあります。

なお、食べ物や便が腸に残っていると検査の支障となるため、検査前日の夜から検査終了までは絶食したり、下剤を服用したりなど、検査前は準備が必要です。

大腸内視鏡検査

【写真提供】 新井 勝大 先生

腹部X線検査(レントゲン撮影)

腸内に便やガスがどの程度溜まっているかを調べるための検査です。

腹部超音波検査(腹部エコー)

専用の器具をお腹の上に当てて、腸管のむくみや壁の厚み、血液の流れ(血流の強さ)などを観察する検査です。大腸内視鏡検査のような準備は不要なため、比較的簡単に検査できます。

【監修】
国立成育医療研究センター 消化器科 診療部長/小児炎症性腸疾患センター センター長 新井 勝大 先生

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