Chapter 1 潰瘍性大腸炎の食事の基本

あなたの症状は、今、「活動期」、「寛解期」のどちらに当てはまりますか?
症状に合わせて食事内容を調整しましょう。

活動期大腸粘膜に炎症が生じて
症状が強く現れる時期

  • 消化しやすく、高エネルギー・高たんぱく・低脂肪・低残渣ざんさ(低食物繊維)の食事が基本
  • 卵、大豆製品、脂肪の少ない肉類(鶏肉など)、魚類など、高たんぱくの食べ物は積極的に。
  • 脂肪の多い食品や揚げ物など、油を多く使用している料理は控えめに。
  • 不溶性食物繊維、香辛料などの刺激物、コーヒー、アルコール類、炭酸飲料、冷えた飲料は控えめに。

寛解期症状が治まっている時期

  • 基本的には厳密な食事制限は不要
  • 暴飲暴食を避け、バランスのとれた食事を心がける
  • 刺激のある辛い香辛料は控えめに。
  • アルコール類は少量、コーヒーは薄いものであれば可。カフェインを多く含むものはなるべく控える。

【監修】
北里大学医学部 消化器内科学 講師 
横山 薫 先生

北里大学病院 栄養部 管理栄養士 
太田 裕子 先生

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