Chapter 2 調子が悪い時の食材選びのポイント
調子の悪い時は、消化しやすく、消化管への負担が少ない低脂肪・低残渣(低食物繊維)・低刺激の食べ物を適量摂ることが望まれます。
一方、消化管に負担をかける可能性のある食べ物は控えめにしましょう。
主食(炭水化物)
主食(炭水化物)はエネルギー源となります。
- 高エネルギーの食事とは、「主食」になる食品をしっかり食べることです。
おかず(たんぱく質)
- 肉・魚など60~80gを1回量として食べましょう。
野菜・芋・果物(残渣:不溶性食物繊維)
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
体調が良くない時は、不溶性食物繊維が多い食品は控えましょう。
- 負担が少ない食品でも、1日量は150g程度、生果物は50g程度にしましょう
(健康時:野菜350g、果物150gが推奨されています)。
野菜は生ではなく、火を通して食べましょう。
油
- 料理に使用する油は、1日大さじ1杯弱程度にしましょう。
揚げ物は、一度にそれ以上の油を摂取することになりますので控えましょう。
乳製品
- ヨーグルトや乳酸菌飲料は、腸内の環境を整えてくれる作用があります。
嗜好飲料類
菓子類
こちらに紹介した食品はあくまで一例です。気になる点は、主治医、看護師、管理栄養士に相談しましょう。
【監修】
北里大学医学部 消化器内科学 講師
横山 薫 先生
北里大学病院 栄養部 管理栄養士
太田 裕子 先生