脂質異常症ってどんな病気?
原因と改善方法は?

脂質異常症診断基準

LDLコレステロール 140mg/dL以上 高LDLコレステロール血症
120~139mg/dL 境界域高LDLコレステロール血症**
HDLコレステロール 40mg/dL未満 低HDLコレステロール血症
中性脂肪
(トリグリセライド)
150mg/dL以上(空腹時採血 高トリグリセライド血症
175mg/dL以上(随時採血
Non-HDL
コレステロール
170mg/dL以上 高non-HDLコレステロール血症
150~169mg/dL 境界域高non-HDLコレステロール血症**
基本的に10時間以上の絶食を「空腹時」とする。ただし水やお茶などカロリーのない水分の摂取は可とする。空腹時であることが確認できない場合を「随時」とする。
**
スクリーニングで境界域高LDL-C血症、境界域高non-HDL-C血症を示した場合は、高リスク病態がないか検討し、治療の必要性を考慮する。
日本動脈硬化学会 編集:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版:p22

脂質異常症を放っておくと…

脂質異常症を放っておくと
しろぼ

脂質異常症を放置すると、
動脈硬化が進行して血管の病気になってしまう可能性があるんだ…

動脈硬化に関連する血管の病気を予防するには、
生活習慣の改善が大切

改善すべき5つの生活習慣

1
禁煙

禁煙は必須
受動喫煙にも
注意

2
体重管理

BMI
25未満であれば、
適正体重を維持する

BMIが25以上であれば
摂取エネルギーを消費エネルギー
よりも少なくし、体重減少を目指す

※体格指数。[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される。

3
食事管理

適切な
エネルギー量を
とる

脂質のとり方に
気を付ける

4
身体活動・運動

有酸素運動を習慣的に
行う(毎日合計30分
以上を目標に)

座ったり横になったり
する時間を減らし、
活動的な生活を送る

5
飲酒

アルコール量は
1日25g以下に

休肝日をつくる

生活習慣の改善は、動脈硬化に関連する血管の病気を予防するために重要だよ。薬を飲んでいたとしても、生活習慣の改善は続けないといけないよ。

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