CO2排出削減への取り組み
持田製薬グループでは、2050年のカーボンニュートラルに向けて、グループ全体でエネルギー効率の改善になどによるCO2排出削減に取り組んでいます。
2022年9月に業務を開始した本社ビルは、空調や照明の省エネ設計により、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)で最高ランクの5つ星を獲得し、「ZEB Ready」の認証を取得しています。
各事業所においては、効率的な空調設備への変更、冷水製造設備の稼働の最適化、CO2フリー電気の計画的な導入を推進し、グループ全体のCO2排出量の削減に取り組んでいます。藤枝事業所では2025年2月より太陽光発電PPA※の運用を開始しました。
これらの取り組みに加え、太陽光発電設備の導入、更にCO2フリー電気の段階的な導入等を進めることで、当社グループのCO2削減目標の達成に向けて計画的に対応しています。
※PPA(Power Purchase Agreement) 発電事業者が需要家の敷地内に太陽光発電設備を設置し、発電された電力を需要家に供給するサービス
【CO2排出量の推移】 (単位:t-CO2)

対 象:持田製薬(株)本社・御殿場事業所・藤枝事業所・各事業所、 持田製薬工場(株)本社工場・埼玉工場
CO2排出量:燃料および電気を使用することにより排出する エネルギー起源のCO2の量の合計
【エネルギー使用量の推移】 (単位:TJ)

対 象:持田製薬(株)本社・御殿場事業所・藤枝事業所・各事業所、 持田製薬工場(株)本社工場・埼玉工場
エネルギー使用量:電力、重油(2019年度まで)、ガソリン、LNG、 都市ガスなどの使用量の合計

ガス焚き貫流ボイラー(持田製薬工場(株)本社工場)

ヒートポンプ式冷熱源設備(持田製薬工場(株)本社工場)

太陽光発電(藤枝事業所)
廃棄物の削減とリサイクル
持田製薬グループは、事業活動において発生する廃棄物の削減とリサイクルに取り組んでいます。3R(Reduce:廃棄物の発生抑制、Reuse:再使用、Recycle:再資源化)を推進し、2030年度の廃棄物発生量582t以下、廃棄物リサイクル率98%以上、ならびに廃プラスチック再資源化率65%以上の維持を目標として、継続的に取り組みます。
【廃棄物発生量とリサイクル率推移】 (単位:t)

対 象:持田製薬(株)本社・御殿場事業所・藤枝事業所、持田製薬工場(株)本社工場・埼玉工場※
再資源化量:廃棄物などの総発生量のうち、リユース(再使用)、マテリアルリサイクル(材料リサイクル)、サーマルリサイクル(熱回収と残渣利用)された全量
※2020年4月~2022年9月は持田製薬(株)本社を除く
水資源・水質
持田製薬グループの事業活動、特に研究開発・製造を行うには良質な水が不可欠です。従来より法規制および各自治体との協定基準の遵守に努め、水資源の効率的な利用と適切な排水管理に取り組んでいます。また、漏水による土壌汚染を防止するため、持田製薬工場㈱本社工場における地中設排水配管の地上配管への変更を完了しています。これからも事業を継続するために、水の使用量と排水量の管理を継続的に行い、限りある資源を有効に活用していきます。
【水使用量・排水量の推移】 (単位:千m3)

対 象:持田製薬(株)本社・御殿場事業所・藤枝事業所、持田製薬工場(株)本社工場・埼玉工場※
水使用量:地下水の採取量と水道水の購入量の合計
※2020年4月~2022年9月は持田製薬(株)本社を除く
大気汚染の防止
大気汚染の防止に関して、持田製薬グループで用いる燃料の、重油からLNG、都市ガスへの変更が2019年度に完了しました。これにより、ばいじん、窒素酸化物および硫黄酸化物の排出はゼロとなりました。引き続き、法規制および各自治体との協定基準の遵守に努めます。
化学物質の適正管理
御殿場事業所、藤枝事業所、持田製薬工場(株)本社工場および埼玉工場においては、医薬品・ヘルスケア製品の開発・製造に必要な化学物質が人の健康や生態系に与える影響を十分に認識し、適正な使用・管理を実施しています。



