マテリアリティ(重要課題)
持田製薬グループは、製薬企業としての価値の提供に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献するために、サステナビリティに関する基本方針を策定しています。
サステナビリティを巡る課題への対応を重要な経営課題として認識し、持続的な企業価値向上に向けて、当社グループが優先的に対応すべき重要な事項をマテリアリティ(重要課題)として特定しました。
マテリアリティの特定
持田製薬グループのマテリアリティは、「社会にとっての重要性」と「当社グループにとっての重要性」の2軸で評価し、「ニーズを満たす特色ある製品の創出」、「適正な品質の製品の安定供給」、「製品価値の最大化」、「人的資本の拡充」、および「コンプライアンスの徹底」を特定しました。
マテリアリティの特定プロセス
2022年に各種原則やガイドラインを参照し、以下のプロセスでマテリアリティを特定し、取り組みを進めてきました。2025年5月には経営計画との整合性を高めるようにマテリアリティを見直すと共に、具体的なKPIを設定しました。今後も社会の変化に柔軟に対応しながら適宜マテリアリティの見直しを図っていく考えです。
【Step1】課題の抽出
各種原則やガイドライン(SDGs、GRIインデックス、ISO26000等)を踏まえ、課題候補を広く抽出
【Step2】課題候補の整理
抽出した課題について、「社会にとっての重要性」と「当社グループにとっての重要性」の2軸でマッピングし、重要性の高い項目を絞り込み

【Step3】マテリアリティの特定
整理した内容について、取締役会やサステナビリティ委員会をはじめとする社内での議論を経て、当社グループのマテリアリティとして特定
5つのマテリアリティ
持田製薬グループの5つのマテリアリティのうち、「ニーズを満たす特色ある製品の創出」、「適正な品質の製品の安定供給」、「製品価値の最大化」については事業に関わる重要な課題として、「人的資本の拡充」、「コンプライアンスの徹底」については経営基盤を支える重要な課題として、それぞれ取り組みます。
事業に関わる重要な課題
- 多様化する医療・健康ニーズを事業機会と捉え、事業環境の変化にも対応しながら、「ニーズを満たす特色ある製品の創出」に継続して取り組んでいきます。
- 「適正な品質の製品の安定供給」「製品価値の最大化」を行うことによって、人類の健康・福祉に貢献し、企業価値の向上を図っていきます。
【事業に関わるマテリアリティ】
マテリアリティ | 目指すべき姿 | 主な取り組み | KPI | 25-27期間目標 |
---|---|---|---|---|
ニーズを満たす特色ある製品の創出 | 多様化する医療・健康ニーズを満たす先見的特色ある製品を創出する |
|
新薬導入品目数 | 3品目 |
ヘルスケア製品発売数 | 2シリーズ | |||
バイオマテリアル製品上市数 | 5製品 | |||
核酸医薬臨床試験数 | 1品目 | |||
細胞医薬臨床試験数 | 2品目 | |||
適正な品質の製品の安定供給 | 製品の品質管理を適切に推進するとともに、安定供給に努める |
|
規制当局査察による重大な指摘数 | 0件 |
当社製品回収件数 | 0件 | |||
供給停止件数 | 0件 | |||
製品価値の最大化 | 当社製品のポテンシャルを最大限に引き出すことで、人類の健康・福祉に貢献する |
|
新薬: |
480億円 |
フラッグシップ |
国内No.1 | |||
フラッグシップ |
150億円 | |||
バイオシミラー: |
3品目 |




経営基盤を支える重要な課題
- 企業の価値創造を支える大きな原動力は人財であるとの考えから、社員一人一人が能力を最大限発揮し、成長できる会社、職場づくりを進めていきます。
- コンプライアンスは企業存続の絶対条件であり、推進していきます。
【経営基盤を支えるマテリアリティ】
マテリアリティ | 目指すべき姿 | 主な取り組み | KPI | 25-27期間目標 |
---|---|---|---|---|
人的資本の拡充 | 多様な人財が活躍できる社内環境を整備すると共に、難しいことや新しいことに粘り強く挑戦し、価値創造を牽引する人財を育成する |
|
女性管理職比率 |
12%以上 |
エンプロイ |
(実績値の開示) | |||
研修参加者数 | (実績値の開示) | |||
コンプライアンスの徹底 | 組織のコンプライアンス意識の更なる向上を図る |
|
重大なコンプライアンス違反件数※ | 0件 |
ヘルプライン認知度 | 100% |
※ 当社グループの売上・利益に相応の影響を与えるもの、または、社外への開示が必要と考えられるもの




