持田製薬グループの医薬品の製造は、主に持田製薬工場株式会社が行っています。栃木県大田原市に本社工場を構え、医薬品の注射剤、固形剤(錠剤、カプセル剤など)、半固形剤(クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤など)を製造しています。
安全に配慮しながら、安定稼働、安定供給、適正品質の維持に継続的に取り組むとともに、グローバルスタンダードに対応した製造設備と技術で多様なニーズに応える、信頼性と効率性の高い医薬品製造を推進しています。
高品質の医薬品を製造
JGMP、PIC/S GMPなどグローバルに対応できる生産設備はもとより、原材料の受け入れから製品の出荷に至るまで全てコンピュータシステムで管理するなど、高い品質管理水準で医薬品を製造しています。
高度な製剤技術
医薬品の製造工程は、研究開発と同様、高い技術力が要求されます。長年の製造ノウハウを活かし、得意とする酵素・蛋白質製剤や生物由来製品、また製造が難しいとされている凍結乾燥注射剤など、技術的に付加価値の高い製品を提供しています。また、高度な封じ込めを必要とする固形剤の製造に対応した専用エリア・設備と技術を有しています。
医療現場のニーズに対応した包装
製造においても医療現場のニーズに応える努力を続けており、医薬品管理の効率化のため、表示材料のコード表示による全数確認システムや、統一バーコードシステムを導入しています。さらに、医療現場で使用される場面を考え、容易に分別廃棄できるよう、材質を一種類にしたプラスチックボトル容器の採用や、医療過誤を防止するために形状を工夫した容器デザインの開発などに取り組んでいます。
受託製造
持田製薬グループで販売する医薬品の製造のみならず、他社からの受託製造にも積極的に取り組んでいます。新薬メーカーの製造部門として培った経験を活かし、多様な剤形や様々なスケールにも柔軟に対応した、高品質・安定供給・適正価格の受託製造を実現しています。

持田製薬工場(株) 本社工場(栃木県大田原市)

凍結乾燥機および自動搬出入装置

固形剤打錠装置

無菌試験環境装置