日々の食事を楽らくコラム

STOP脱水症&熱中症!
潰瘍性大腸炎患者さんの水分補給

梅雨から夏にかけて、暑さや湿度などから脱水症や熱中症がおきやすい時期です。特に、下痢などの症状があるときは水分やカリウムなどのミネラルが失われやすく、さらに無意識に水分を控えてしまうことで、より脱水症をおこしやすくなります。そこで、潰瘍性大腸炎患者さんの水分補給のポイントについてご紹介します。

POINT

食事からの水分補給も大切

水分の摂取は、飲み物からのイメージが強いですが、約半分は食事から摂っています※1。おなかの調子がよくないときなどは、胃腸に負担の少ない温かいスープや汁麺(うどんなど)、お粥などから水分を摂るのがおすすめです。野菜スープは、水分と一緒に汗や下痢で失われやすいカリウムやナトリウム(食塩)などの電解質も一緒に摂れます。

POINT

下痢などの症状があるときは
水分補給に経口補水液がおすすめ※2

熱中症などの症状や、下痢などがひどく脱水症の危険があるときの水分補給は、経口補水液を使用することが推奨されます。経口補水液は、電解質を含むため、水やお茶に比べて吸収速度が速いのが特徴です。ドラッグストアやスーパーでも買えますが、家庭でもかんたんに作ることができます。


参考文献
※1 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)
※2 難治性炎症性腸管障害に関する調査研究(鈴木班):炎症性腸疾患患者さんの食事についてQ&A

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