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監修:愛知医科大学病院 産科・婦人科 主任教授 若槻 明彦先生生

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女性の病気:月経困難症について

月経困難症について

月経中におこる病的症状を月経困難症といいます。

痛みの原因が子宮内膜症といった病気の場合もあります。我慢しないで婦人科に相談し、病気がみつかったらきちんと治療を受けましょう。

日本では、約900万人もの月経困難症の患者さんがいると推計されています。そのうち、医療機関を受診して治療を受けている人は約55万人と、約6%であったことが、2011年度の調査で報告されています。

月経困難症患者の現状
百枝 幹雄.:日エンドメトリオーシス会誌. 2013;34:101より作図

月経困難症の症状とは

月経困難症のおもな症状
下腹部痛
腰痛
頭痛
吐き気
下痢
お腹が張る
憂うつ
疲労・脱力感
食欲不振
イライラ

このような症状があらわれる原因には2タイプあります。

機能性月経困難症(強い子宮収縮が原因)
・身体的な原因(病気)が存在しないにも関わらず、症状がでる
・子宮や卵巣が未成熟であることや、子宮内膜から分泌されるプロスタグランジンが子宮を過剰に収縮させている
・思春期に多く見られる
・ストレスなど
器質性月経困難症(子宮や卵巣の病気が原因)
・直接的な原因となる病気が存在する
・原因は、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症など

月経困難症の治療について

痛みに対して、痛みの原因物質(プロスタグランジン)を抑える鎮痛薬、子宮の発育不全に伴う月経痛に効果を示す鎮痙薬(ちんけいやく)、 または痛みなどの症状を改善する漢方薬を使った対症療法や、黄体ホルモン(プロゲスチン*)単独、またはプロゲスチン卵胞ホルモン(エストロゲン)の2種類を含むホルモン薬を使ったホルモン療法などを行います。

おもな月経困難症の治療薬

鎮痛薬
  • 痛みの原因物質(プロスタグランジン)をおさえるお薬
  • 痛みがある時に服用
鎮痙薬
(ちんけいやく)
子宮の発育不全に伴う月経痛に効果を示す
ホルモン薬
  • ホルモン薬には黄体ホルモン(プロゲスチン)単独のものと、プロゲスチンと卵胞ホルモン(エストロゲン)の2種類を含むものがある
  • 経血量を減らし、月経時の負担を軽くするお薬
  • 毎日服用するタイプや休薬をはさんで服用するタイプ、また、子宮腔内に装着するタイプのお薬がある
漢方薬 痛みなどの症状の改善が期待できるお薬

*プロゲスチンは、人工的に合成された黄体ホルモン作用をもつものです。
これに対して天然型のものは「プロゲステロン」といいます。

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監修:女性クリニック We! Toyama 代表 種部恭子先生
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