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尖圭コンジローマの特徴と症状について知ろう

尖圭コンジローマとは?

尖圭コンジローマは、性器や肛門のまわりにイボができる病気です。イボができる場所は、男性の場合は主に亀頭の先端部分や冠状溝といわれる辺り、包皮内外板(包皮の内側・外側)、陰のう、会陰(陰のうと肛門の間)、尿道口、肛門のまわりや肛門内などです。
イボの色は白、淡紅色(ピンク)、褐色(黒っぽい茶色)、時には黒色とさまざまで、大きさは径2~3ミリ大から指の先ほどが多いとされています。イボは乳頭状(乳首のような形)のほか、ニワトリのトサカやカリフラワーのような状態になることもあります。

痛みやかゆみは?

尖圭コンジローマは自覚症状がほとんどないといわれていますが、かゆみや痛みを感じることもあります。「尖圭コンジローマかな」と思ったら、すぐにお医者さんに相談してみましょう。

尖圭コンジローマが起こる原因とは?

尖圭コンジローマが起こる原因は、ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス:HPV)というウイルスの感染です。HPVにはさまざまな種類があり、尖圭コンジローマを引き起こすタイプのウイルスは主に、セックスやそれに類似する行為により皮膚や粘膜にある小さな傷に侵入して感染します。

感染した時期や経路は?

尖圭コンジローマは、原因であるウイルスが感染してもすぐにイボがあらわれるわけではありません。ウイルスが感染してからイボが確認できるようになるまで、3週間~8ヵ月(平均2.8ヵ月)くらいかかるといわれています。かゆみや痛みなどが無い場合が多く、いつ発病したかはっきり覚えていない人も多くいます。したがって、感染した時期や誰から感染したかを特定するのは難しいとされています。