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中期経営計画

25-27中期経営計画

* EBITDA(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation, and Amortization:利払い・税引き・償却前利益)

1. 25-27中期経営計画(2025~2027年度)

持田製薬グループは「2031年のありたい姿」を実現するために、持続的な企業価値の向上の観点から、2025年度から2027年度までの3年間で取り組む課題に対する行動計画として25-27中期経営計画(25-27中計)を策定しました。2022年度からスタートした「22-24中期経営計画」は、「土台作りの3年間」とし、イノベーション創出と生産性向上をテーマとして取り組みました。25-27中計は「成長戦略加速の3年間」と位置づけ、「コア事業の収益力強化」「成長事業の継続投資」「成長を支える経営基盤強化」の3つの重点テーマに取り組みます。成長事業からの利益貢献は2028年度以降に期待されるため、25-27中計期間中はコア事業によって成長を支えます。

25-27中期経営計画

2. 3つの重点テーマ

1)コア事業の収益力強化

  • 医薬事業
    主要新薬5品目*1の製品価値を最大化し、導入を通じてパイプラインを拡充することで収益力を強化します。また、フラッグシップ医薬品*2のさらなる価値拡大とバイオシミラーの拡充に努め、売上高を伸長させます。

    *1 ユリス、オンボー、コレチメント、グーフィス、トレプロスト
    *2 高純度EPA製剤、ジエノゲスト製剤


  • ヘルスケア事業
    コラージュフルフルとコラージュリペアの2大ブランドを確立し、ラインナップの拡充や販売網の最適化を通じて収益力を強化します。

2)成長事業の継続投資

  • バイオマテリアル事業
    早期上市により収益を確保すると同時に、事業基盤の整備と生産性の向上に取り組みます。

  • 核酸医薬
    医療的価値の高いsiRNA医薬を連続的に創製する能力を有する「siRNA医薬のリーディングカンパニー」を目指します。

  • 細胞医薬
    早期事業化を目指し、細胞ごとに再生医療に関する知見や技術を有する企業と提携し、研究開発や製造体制の確立を進めます。

  • グローバル展開
    海外事業室を中心とした組織横断的な連携の強化と、エパデール、ジエノゲスト製剤およびバイオマテリアル事業を中心とした海外展開の進展を図ります。

3) 成長を支える経営基盤強化

  • 財務戦略
    利益水準向上と将来への投資を両立させ、ROEやPBRの向上を目指します。キャッシュアロケーションについては、対象期間(3年間)の累計で、医薬事業、バイオマテリアル事業およびヘルスケア事業の合計の研究開発費は360億円、医薬品の生産設備および研究設備の合理化や省力化に関する設備投資は50~100億円を計画しています。

  • 人財・インフラの効率的活用
    組織風土変革、人財マネジメント体制強化、多様な人財の活躍促進を図ります。また、経営基盤を支えるインフラの整備にも取り組みます。

  • 適正な品質の製品の安定供給
    製品の品質管理を適切に推進するとともに、製造力の強化にも取り組みます。

3. 経営目標

コア事業と成長事業を両輪とした成長戦略により、2027年度売上高1,200億円、営業利益120億円を目指します。また、将来の成長の原資として「EBITDA+研究開発費」を経営指標とし、2027年度265億円を目指します。

KGI 2024年度実績 2027年度 2031年度
売上高 1,051億円 1,200億円 1,400億円
営業利益 81億円 120億円 210億円
研究開発費 116億円 120億円 120億円
EBITDA+研究開発費 227億円 265億円 355億円


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