治療目標

潰瘍性大腸炎の治療目標

症状をまず改善(寛解導入)し、できるだけ良い状態を長く維持(寛解維持)することで健康な時と同じような日常生活が送れるようになる

色々な社会生活、色々な性格、色々な生きがいをお持ちの患者さんがいらっしゃると思います。また、症状も一人ひとりで異なりますし、同じ患者さんでも時期によって変化します。ですので、治療目標も患者さんごとに異なってくるでしょう。

主治医も、皆さんの病態、社会的背景、性格などを考慮しながら、体の調子だけでなく、
心の状態や仕事、家庭環境、人間関係といった生活の質(QOL)の改善も
重視しながら最適な治療を検討
しています。

診察時には、症状の悩みだけではなく、
社会生活上で困っていることや気になることも相談
してみましょう。

  • 加藤順 :
    プライマリ・ 非専門医でもココまでできる! 潰瘍性大腸炎診療のキモ, 南江堂, 36-40(2022)
  • 久松理一監修 :
    ウルトラ図解 潰瘍性大腸炎・クローン病, 法研, 58, 62(2021)