3吸入前の準備
1吸入前に充電をしておきます
あらかじめ、付属のACアダプタを用いて本体を充電します。
本体とACアダプタを接続し、ACアダプタをコンセントに差し込むと充電が始まります。
正しく接続されているときは、背面の電源ライトは緑色に点灯します。電源ライトはフル充電後も点灯したままですが、新品時は約8時間でフル充電されますので、充電が終わったらACアダプタを本体から抜いてください。
【注意】
- 作業を行う前に、必ず石けんで手を洗ってください。
- 安定した平らな場所で組み立ててください。
- 充電中でも吸入はできますが、組み立てる際はACアダプタと接続しないでください。
- ※充電は毎日行ってください。
2吸入器に蒸留水を入れます
❶適正量の蒸留水を計量カップにはかり取ります。
- 水面がカップの矢印の間の目盛に合うように蒸留水をはかり取ります。(約45ミリリットル)
- 水道水やミネラルウォーター等を使用しないでください。吸入器が正常に作動しないことがあります。
- 吸入器は常温(15~25℃)で作動するため、蒸留水は常温(15~25℃)のものを使用してください。
- 蒸留水は飲用ではありませんので、飲まないようにしてください。
❷計量した蒸留水を吸入器本体にすべて注ぎます。
- 計量カップの蒸留水全量を吸入器本体の作用槽に入れます。
- 適正な水量の場合、水面の高さは上の水位センサー(銀色)よりも上で、青リングの幅の中ほどよりも下の範囲になります。
3薬液入れに薬液を入れます
❶薬液入れを1個用意します。
- 薬液入れ1個を用意し、穴、ひび、へこみなどの異常がないか確認します。異常がある場合は、別の薬液入れに変えてください。
- 複数の薬液入れが重なっていないか確認してください。薬液入れが重なっていると組み立てることができません。
異常な薬液入れの例
(先端部分がへこんでいます)
(先端部分がへこんでいます)
❷吸入器本体に薬液入れを取り付けます。
- 薬液入れを吸入器本体に取り付けます。正しくセットされると薬液入れの先が蒸留水に浸ります。
❸薬液入れに薬液を入れます。
- 薬剤をアルミ袋から取り出し、使用する1個の薬剤を切り離します。残りの薬剤は、アルミ袋に戻して保管します。
- 取り出した薬剤の上部をつまみ、ねじって開封します。
【注意】
薬液が手についた場合は、すぐに手を洗ってください。炎症を起こすことがあります。- 薬剤の容器内の薬液をすべて、薬液入れの中心に入れます。
【注意】
薬液入れの外に薬液がこぼれないよう注意してください。
4吸入器本体と付属品を組み立てます
❶霧化セットに異常がないか確認します。
- ひびや割れ、プレートやパッキンの欠けがあった場合は予備のものと交換してください。
【注意】
霧化セットは分解しないでください。
❷吸入器本体に霧化セットを取り付けます。
- 霧化セットと吸入器本体にある突起部の位置を合わせて組み合わせ、霧化セットを時計回り(右回り)に回し本体に取り付けます。
- 本体と霧化セットが正しく取り付けられると、「カチッ」と音がして、本体内の薬液入れが霧化セットにはめ込まれます。その後、回らなくなるまで霧化セットを回し、しっかりと固定してください。
- 正しく取り付けられた場合は、フィルター入れ接続側は本体の背面を向きます。
【注意】
霧化セットと吸入器本体を取り付けるときに音がしない場合は、複数の薬液入れが重なっている可能性がありますので、確認してください。
❸フィルター入れ2組それぞれにフィルターをセットします。
- フィルター入れの上下を時計と逆向き(左回り)に回して離します。中にフィルター1枚を入れ、時計回り(右回り)に回して固定します。
- 同じものを2組作ります。
【注意】
フィルター入れを初めて開封したときには、中にフィルターが入っていますが、それは使用せずに、新しいフィルターと交換してください。
❹吸入パーツを準備します。
- 吸入管に吸い口と❸で作ったフィルター入れ1組をはめ込み、吸入パーツを組み立てます。
【注意】
フィルター入れをはめ込む方向に注意してください。逆向きだとはめ込めません。
吸い口やフィルター入れは無理に押し込まないようにしてください。
❺吸入器本体に組み立てた吸入パーツを取り付けます。
- 組み立てた吸入パーツを霧化セットにはめ込みます。
【注意】
吸入パーツは無理に押し込まないようにしてください。
❻吸入器本体にフィルター入れを取り付けます。
- ❸で作ったフィルター入れ1組を、矢印の方向で吸入器本体にはめ込みます。
【注意】
フィルター入れをはめ込む方向に注意してください。逆向きだとはめ込めません。
フィルター入れは無理に押し込まないようにしてください。