生活を
楽しむ
幼い頃からPAHを抱えながら、積極的に仕事や趣味など生活を楽しんでおられるOさんに、
前向きに生活するためのコツなどについて伺いました!
積極的に外に出て、
楽しいことを
見つけましょう!
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初めてPAHと診断された時にはどのように思われましたか?
私は生後数カ月でPAHと診断されたので、物心がついた時には車椅子生活でした。小学校1年生くらいの時に、他の子は車椅子なしで生活しているのにどうして自分は、と不思議に思い両親に尋ね、自分がPAHであることを知りました。
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PAHとお仕事の兼ね合いはどのようにされていますか?
仕事については、私は幸運にも家族が経営する整骨院で働いているので、つらい時に休憩ができたりお休みをもらえたりするなど、融通が利き大変助かっています。整骨院にいらっしゃる一部の患者さんには病気のことを伝えており、「治療頑張ってね」と声をかけてくれるなど、温かく見守ってくださるのでとても励みになっています。
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ご趣味についてお話を聞かせてください。
私の趣味は旅行で、一番好きなのが大型テーマパークです。周辺のホテルも含め病気の人への対応が良く、私の場合は事前に連絡して在宅酸素療法の器具を置いてもらっています。病気の話が通じやすいので、PAHの方の旅行先としてお勧めです。
飛行機を使う際は大手航空会社を利用すると、相談窓口で親身に話を聞いていただけますし、会員登録すると車椅子の大きさなどの情報も登録できるためスムーズに搭乗手続きが行えます*。
大型テーマパーク以外では音楽のライブやイベントに行くことが多いのですが、そこで出会った方がご飯に誘ってくださることがしばしばあります。病気を持つ自分でも関係なく受け入れてもらえるのだと、前向きな気持ちにさせてもらえます。*ご旅行や飛行機の利用などについてはお出かけになる前に、主治医の先生にご相談ください。
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生活なさるうえで工夫されていることはありますか?
私が生活で気をつけているのは、やらないといけないことは体調が万全になってからやることです。体調が良くない時に無理をしてもミスに繋がります。
また、体調が良くない時に楽になる方法を知っておくことと、記録をつけることも大切です。症状だけでなく感情も併せて記録しておくと、後から体調不良の原因を考える上で役に立ちます。 -
他のPAH患者さんに生活を楽しむためのメッセージをお願いします!
皆さんもコロナが落ち着いたら積極的に外に出て、色々な物事や人々に触れてほしいと思います。すると楽しいことが見つかり、それが生きがいや前向きに生活していくきっかけになるのだと考えています。