不育症について不育症は検査・治療によって、
8割以上の方が無事に赤ちゃんを授かっています。

不育症とは

妊娠はするものの流産や死産を2回以上繰り返し、赤ちゃんが得られない病気です。流産を繰り返す「反復流産」や「習慣流産」も不育症に含まれます。

不育症の頻度

日本において妊娠した女性の40%に流産の経験があり、約4%が不育症と考えられると厚生労働省の調査で報告されています。現在、日本には2~3万人の不育症の方がいると推定され、多くの女性が不育症で悩んでいます。

不育症のリスク因子

リスク因子の頻度

妊娠初期の流産の原因の多く(約80%)は赤ちゃんの偶発的な染色体異常とされていますが、流産を繰り返す場合には、その他に多くの流産のリスク因子をもっていることがあります。リスク因子がある場合でも100%流産するわけではありません。リスク因子が不明な場合も半数以上あります。

不育症のリスク因子別頻度

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リスク因子

リスク因子は女性側にありますが、染色体異常では男女ともにリスク因子となります。

■染色体異常

夫婦いずれかの染色体に異常がある場合と、赤ちゃんの染色体に異常がある場合にわけられます。赤ちゃんの染色体異常は妊娠初期の流産の約80%をしめます。これは卵子と精子の染色体が異常状態で受精したり、細胞分裂の過程で異常がおこります。その確率は加齢に伴い増加するといわれています。

■子宮形態異常

先天的なものと、筋腫や子宮腔癒着(ゆちゃく)による後天的なものがあります。不育症には先天的な形態異常が関係します。子宮形態異常に伴う着床障害などに起因する胎児・胎盤への圧迫が原因となり、流産がおこりやすくなります。

■内分泌異常

甲状腺機能異常、糖尿病は流産のリスクを高めます。甲状腺自己抗体や、高血糖による赤ちゃんの染色体異常の増加が関与しているといわれています。

■血液凝固因子(血栓性素因)異常

抗リン脂質抗体症候群やプロテインS欠乏症などが代表的な病気です。血液が固まりやすくなり、固まることにより血流が低下します。この状態では、赤ちゃんに栄養が届かなくなり発育不全や胎盤の異常で、流産・死産を繰り返します。

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