中性脂肪・コレステロールがととのう

脂質異常症 基本の道

[監修]
東京慈恵会医科大学附属柏病院 病院長
東京慈恵会医科大学 臨床検査医学講座 教授
吉田 博 先生

魚のあぶらに多く含まれる
n-3系多価不飽和脂肪酸「EPA・DHA」

漫画

厚生労働省ではn-3系脂肪酸の食事摂取基準として、

  • 男性アイコン
  • 18歳以上の男性は1日あたり
  • 1,920~2,230mg
  • 女性アイコン
  • 18歳以上の女性は1日あたり
  • 1,590~1,990mg

を目安量に設定しています。

※ 脂質である多価不飽和脂肪酸の一種。EPA、α-リノレン酸、DPA、DHA など 厚生労働省:日本人の食事摂取基準 2020年版

動脈硬化性疾患が起こるのを防ぐために、EPAやDHAなどのn-3系の脂肪酸を多くとると良いとされているよ。なかでも、中性脂肪値を下げるために、魚のあぶらを多くとることが推奨されているんだ。 日本動脈硬化学会 編集:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版:p83

しろぼ

n-3系多価不飽和脂肪酸を多く含む
主な魚のEPA・DHA含有量

(可食部100gあたり)

n-3系多価不飽和脂肪酸を多く含む主な魚のEPA・DHA含有量 文部科学省:日本食品標準成分表2020年版(八訂)脂肪酸成分表より作成
しろぼ

n-3系のEPA・DHAは、さばやさんま、いわしなどの青魚やまぐろの脂身などに多く含まれているよ。

前の話に戻る 次の話を読む

ページ上部へ