中性脂肪・コレステロールがととのう

脂質異常症 基本の道

[監修]
東京慈恵会医科大学附属柏病院 病院長
東京慈恵会医科大学 臨床検査医学講座 教授
吉田 博 先生

脂質異常症の人が多い年代は?

しろぼ

男性は若くても油断は禁物で、
女性は更年期にあたる50歳前後から注意が必要だよ。

脂質異常症が
疑われる人の割合

男性 女性
厚生労働省:令和元年国民健康・栄養調査より作成

男性は30~50代といえば、公私ともにさまざまな変化があって忙しい時期。多忙による好ましくない生活習慣は、脂質異常症につながりやすくなるため注意が必要だよ。
女性は、女性ホルモンのはたらきによって、月経があるうちは脂質異常症が起こりにくいといわれるのだけど、閉経後は女性ホルモンが減ってしまうので、注意が必要なんだ。※ 遺伝的な要因がある場合を除く

しろぼ

「高脂血症」と
「脂質異常症」の違い

「脂質異常症」とは、血液中の「中性脂肪値や悪玉(LDL、non-HDL)コレステロール値が上昇している状態」、または「善玉(HDL)コレステロール値が低下している状態」のことで、2007年に「高脂血症」から名称が改められました。
脂質異常症のなかでも、中性脂肪値やコレステロール値(総コレステロール値、LDLコレステロール値)が高いものは、現在でも「高脂血症」と呼びます。

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