日光角化症チェックシート
日光角化症には痛みやかゆみなどの自覚症状はほとんどないと言われています。そのため、症状を見過ごして、気づいた時にはすでに有きょく細胞がんに進行してしまった、ということも稀にあります。まずは、じっくりと自分の顔を見て以下のような症状がないか確認してください。家族に手伝ってもらうのも一つの手です。
まず、自分の顔を鏡で入念に見る。
または、家族に顔をよく見てもらう。
紅くまだら状のシミがないか見る。
黄色味がかった「かさぶた」がついたシミがないか、
表面がザラザラしていないか見る。
シミの形が不規則で、皮膚との境が不明瞭ではないか見る。
さわってみて少し硬いかどうか確かめてみる。
以上のようなシミがあったり、
そのシミが少し硬かったら、
「日光角化症チェックシート」に記入して、早めに皮膚科医に相談
日光角化症チェックシート
チェックシートを印刷してご活用ください。
次のいずれかに当てはまりますか?
- 60歳以上である。
- 仕事や趣味などで長時間、屋外で過ごすことが多かった。
- 肌が日焼けで赤くなりやすくて、あまり黒くならない。
顔や手の甲などに次のようなものが見られますか?
- 紅みを帯びたシミ。
- 表面が少しザラザラしていて、境界がわかりにくいシミ。
- 繰り返しジクジクしたり出血して、かさぶたが付着している。
- かさぶたのようなものでおおわれイボ状になっている。
- 表面がカサカサしていて、少し盛り上がり紅みを帯びている。
に当てはまる人に
のいずれかの状態が見られたら、
日光角化症の疑いがあります。 かかりつけのお医者さんか皮膚科医に相談しましょう。
作成:信州大学名誉教授 斎田俊明先生