アダリムマブBS「MA」による
治療を受けられる方へ
2週間に1回皮下注射で投与します。
投与する薬剤の量は、疾患の種類や患者さんの状態などによって異なり、主治医が決定します。
腹部(おなか)、大腿部(太もも)、上腕部〔うしろ側〕、のいずれかの部位を選んで注射します。
最初は通院で投与を開始します。その後、自己注射を希望される場合は、通院期間中に主治医から説明を受け、自己注射のトレーニングを行います。正しく安全に行うことができると主治医が判断したあと、自己注射を開始します。なお、患者さんご本人による注射が難しい場合は、代わりにご家族がトレーニングを受けて、自宅で注射することもできます。いったん自己注射を開始しても、患者さんのご希望や主治医の判断によって、通院による注射に戻すこともあります。
ペンのキャップをはずし、ペンの皮膚密着面を消毒した皮膚に直角に密着させる。
※皮下脂肪の少ない患者さんなどでは、皮膚を軽くつまんで注射する場合もあります。
ペンを押し込んで黄色の先端が十分に押し込まれた状態にする。「カチッ」と音がなると注射が始まるので、そのまま約10秒間待つ。
薬液表示部の色が変わったら、ペンを直角に離し、アルコール綿で注射部位を約5秒押さえる。
消毒した部位の皮膚を軽くつまみ、注射針をすばやくまっすぐ刺す。
ゆっくりと内筒を最後まで押しきって薬液を注射する。
注射針をまっすぐ抜き、アルコール綿で注射した部位を約5秒押さえる。
レバーが開いている状態
(シリンジがセットされてない状態)
補助具にシリンジをセットした場合
消毒した部位の皮膚を軽くつまみ、注射針をすばやくまっすぐ刺す。
しっかり補助具を持ち、ゆっくりと内筒を最後まで押しきって薬液を注射する。
注射針をまっすぐ抜き、アルコール綿で注射した部位を約5秒押さえる。