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アダリムマブBS「MA」による
治療を受けられる方へ

アダリムマブBS「MA」とは?

アダリムマブBS「MA」はバイオ医薬品で、
薬剤費の負担を軽減するために開発されたバイオシミラーです。

アダリムマブは、遺伝子組換え、細胞培養などのバイオテクノロジー技術を利用して開発製造されたバイオ医薬品(生物学的製剤)に分類され、新薬である先行バイオ医薬品(先行品)が2008年に発売されました。アダリムマブBS「MA」は、アダリムマブのバイオシミラー(バイオ後続品)として開発され、先行品と同等・同質の品質、安全性、有効性をもつことが、臨床試験や品質試験で確認され、2021年に発売されました。

バイオシミラーとは?

バイオシミラーは、先行品とは異なる会社が製造販売しており、先行品に似ているバイオ医薬品という意味でバイオシミラーと呼ばれています。

ドチラモバイオ医薬品

バイオシミラーは先行品より安い価格設定

バイオ医薬品は最先端技術により製造されているため、一般的な製造方法の医薬品と比べると非常に高価格です。
そのため、バイオ医薬品を使用することで、患者さんの医療費負担が重くなります。バイオシミラーは先行品より安い薬価(価格)で販売されるため、多くの患者さんで先行品を使用するより、薬剤費の負担軽減が期待できます注)。また、年々増え続ける国民医療費の低減にもつながります。

注)薬剤費は薬剤の使用量により異なり、制度の活用などで負担が軽減しない場合もあります。

薬価の比較

バイオシミラーは先行品と同等・同質の品質、安全性、有効性を確認

薬剤が先行品と全く同じではないため、臨床試験、品質試験などで、先行品と同等・同質の品質、安全性、有効性を確認された製品のみを販売することができます。販売後も副作用の発現状況や効果を確認する調査が行われます。

アダリムマブBS「MA」は、炎症を引き起こす
体内のTNFαという物質に直接働きかけて効果を発揮します。

アダリムマブBS「MA」の作用メカニズム

TNFα(ティーエヌエフアルファ)は、過剰に産生されると炎症を引き起こします。アダリムマブBS「MA」はTNFαに結合して、その働きをおさえるほか、TNFαをつくる細胞を壊したり、働きを弱めたりする作用があります。これらの作用により、炎症を抑えて効果を発揮します。

TNFαにより標的細胞に炎症がおきている状態

TNFαにより
標的細胞に炎症がおきている状態

アダリムマブの働き

アダリムマブの働き