女性が輝く
持田製薬の職場づくり

持田製薬が社内で実施している
「Women’s Health」
「女性活躍推進」等に
関する取り組みを紹介します。

社内の取り組みvol.1

仕事も、子育ても。
管理職ママのライフマネジメントのリアル

仕事をしながらの妊娠・出産・子育ては、女性にとって大きな負担を伴います。子育てを優先するために、キャリアや働き方の選択を迫られることも少なくありません。一方で、仕事と子育ての両立が身近になった今、働きやすさや周囲の理解はどのように変化しているのでしょうか。
今回は、子育てをしながら管理職として活躍する皆さんに、キャリアの中で感じた苦労や葛藤、本音について伺いました。
インタビュー実施:2026年3月

イベント風景写真
  • 2005年入社。副作用情報を分析・評価し、安全性情報の発信につなげる業務を担う。2020年、コロナ禍にマネジャーに昇進。当時保育園児だった子どもは現在小学生に。

  • 2007年入社。薬事総括室は、市販後の薬事手続きを統括する部門。室長就任時は子どもの中学受験が重なった。現在も子育てと管理職を両立する。

  • 2003年入社。くすり相談窓口は、一般の方や医療関係者からの問い合わせを受ける部門。入社時はMR、その後マーケティング部門を経て現職。三人の子育てに奮闘中。

妊娠中の体調の変化は人それぞれ

―妊娠中の体調変化、仕事に影響はありましたか?

私は産む直前までつわりに苦しみました。妊娠初期から酷かったので2〜3ヵ月目に1ヵ月ほど入院し、退院後もしばらく午前中に出勤、午後退勤という時短勤務をしていました。妊娠5ヵ月目の頃からようやく吐かなくなったのですが、ずっと気持ちが悪くて1日1食を食べるのがやっと、という状況でした。
私もつわりが酷かったんですよ。それでクリニックから転院して基幹病院で血液検査をしたら、飢餓状態のような結果が出たんです。
それはつらいですね。
社員インタビュー イメージ1
私も有給休暇を使って1ヵ月ほど入院し、その前後は石川さんと同じく遅刻・早退を続けていました。当時は在宅勤務制度がなかったので、気持ちが悪くても電車に揺られて通勤していたのですが、これが思った以上に辛かったんですよね。吐き気で会社にたどり着けないこともありました。妊娠初期に有給休暇を使い切ってしまったので、産休までの残りの期間は不安で仕方がなかったです。
私はつわりが軽い体質で、第三子のときは体調もまったく変わらず、妊娠に気づくのが遅かったほどです。三人とも産休に入る直前まで仕事をしていました。
私は予定日より早く出産を迎え、産休3日目に出産しました。下手をしたら会社で産気づいて、大慌てという事態になっていたかもしれません。
今はフレックスタイム制や時間単位の休暇制度が充実したのに加え、在宅勤務制度も利用できるので、私たちの時代とは変わってきていると思います。

―子育ての最中での管理職就任、当時の状況を教えてください

私は子どもが小学校低学年のときに、現在在籍する薬事総括室のマネジャーになり、その数年後、子どもが小学6年生のときに室長になりました。ちょうど中学受験と重なり、体力的にも精神的にもいっぱいいっぱいでしたね。
私はコロナ禍の2020年春にマネジャーになり、そのとき子どもは5歳でした。世の中がこんな状況の中で管理職に就くことが現実とは思えず、強く印象に残っています。
私は地方のMR(医薬情報担当者)から東京のマーケティング部に異動し、2011年に現在のくすり相談窓口に移りましたが、マーケティング部時代に第一子を、第二子と第三子は現部署で出産しています。2025年4月、一番下の子どもが小学校に入学したタイミングで現部署のマネジャーになりました。

子どもの予定と業務スケジュールの調整に追われる日々

―子育てと仕事とのバランスをどう取られていますか?

私は仕事が目の前にあると手抜きができない性格で、仕事でトラブルが発生してストレスが山積みになっていた時期に、稽留流産を経験しています。※稽留流産:おなかの中で赤ちゃんの成長が止まっているものの、出血や腹痛などの症状がない状態。超音波検査で分かる。
ええっ!そうだったんですか?
一口に妊娠・出産と仕事の両立といっても、生活環境や心身への負担、プレッシャーなど色々なことが影響すると痛感しました。子どもが産まれた後は、「よし、今日は残業するぞ」と思っても、急な発熱で保育園から電話がかかってきたり……。
女性が仕事と人生の選択とのバランスを取るのは難しいですよね。
私も子どもが産まれる前は仕事優先でしたが、出産後は「子どもときちんと向き合う時間」を優先してバランスを考えるようになりました。
私はちょうど結婚・出産を考えていた時期に地方のMRから東京のマーケティング部に異動しました。ここがとても忙しくて、第一子を出産した後も、プロモーションや学会対応のために全国を泊まりがけで飛び回りました。ある日、保育園のお迎えがすっかり遅くなり、一つだけ点いた玄関先の灯りの下で先生と子どもがぽつんと待っているのを見て、「これは子どもに良くない。これからは早く迎えに行けるようにしよう」と感じたことを覚えています。
その気持ち、わかります。
社員インタビュー イメージ2
保育園は預けられる時間が決まっているため、お迎えの時間までに業務を終えられるよう、効率的に仕事を進めるように意識していました。それでも、時間的に対応できない場合、例えば、急遽、顧客から勤務時間外に電話が欲しいと言われた場合は、周りの方に対応をお願いしたり、本当に色々サポートしていただきました。
直近1年くらいのことですが、子どもの習い事の発表会と海外出張の時期が重なったことがありました。たかが発表会かもしれないけれど、子どもにとっては一生に一度のことです。発表会を観たその足で海外へ飛び、現地着の30分後には打ち合わせを開始するという危ういスケジュールをこなしたことがありました。仕事も子どもも優先順位がつけられないからこそ、やるしかないみたいな。でもねぇ、こういう場面は頻繁には無理だと……。
仕事を優先せざるを得ないときもありますよね。私が帰る頃には下の子はすでに寝ちゃっていて、朝に「あ、おはよう。帰ってたの?」なんて悲しいこともあります。
岸川さんが今も手帳に挟む幼い頃の子どもたちからの手紙。
岸川さんが今も手帳に挟む
幼い頃の子どもたちからの手紙。

自らの経験から部下の背景や事情を思いやれるように

―皆さん大変な経験をされていますが、マネジメントにどう活かしていますか?

日頃から心がけているのは、部下を最大限信頼すること。私に限らず、誰しも何かしら事情を抱えているので、一人二人欠けても仕事が回るという体制をつくるために、それぞれの得手・不得手を上司と共有し、いざという時に任せられるようにしています。
マネジメントとはちょっと離れるかもしれませんが、私は母親になることで、部下や同僚も一人ひとりが誰かの大切な「娘、息子」であり、大切な「親」や「家族」なのだ、という視点で見られるようになりました。一人の人間としての背景に配慮できるようになったというか。
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わかります。私の部署は常に一定の人数が必要なのですが、例えばお子さんがインフルエンザで急遽、「有給休暇が欲しい」と言われても柔軟に対応できますし、むしろ「ぜひ、そうしてあげて」と勧められますね。これからは介護休暇の申請が増えるでしょうけれど、「こっちのことは心配しないで、大切な親御さんのために行ってらっしゃい」といつでも送り出す準備はできています。
育児中の社員への配慮は、独身の社員との間に不公平感を生みやすい面もあるから、そうした軋轢への配慮も必要ですよね。
私たちも若い頃は家庭のある先輩を支える側にいましたしね。支えられる経験もしたことで、一方的に決めつけるのではなく、どちらの立場からも話ができます。部下と1on1で話す際も「お互い様になれるよう協力して仕事をしよう」と伝えています。
育児・介護だけじゃなく、自分自身が病気になることだってあります。部内全員で「お互い様」の雰囲気づくりができるといいですよね。

子育て女性の管理職が当たり前の時代へ

―次世代の女性管理職候補にメッセージをお願いします

じつは私の直属の上司も子育てママでした。持田製薬社内ではまだ女性管理職がめずらしい時代に一つ種をまいてくださったと思います。ただ、ものすごく遅くまで働いていた印象があるので、私は「早く帰れる管理職」を目指してきました。その流れが次世代の糧になってくれればうれしいです。
今は若い男性も育児に積極的に参加するなど、世の中の意識が変わり、会社も制度面でサポートしてくれるようになりました。これからは性別を問わずに素質や実力がある人が管理職になる時代ではないでしょうか。
今後、全社的に女性の採用数がもっと増えれば、さらに制度も充実し、子育てと管理職を両立する女性も増えるでしょう。管理職に要求されるコミュニケーション力や他部門との連携でも女性の特質が活かせると思うので、健康に気をつけながらトライして欲しいです。
社員インタビュー インタビュー風景
日々の工夫と支え合いが、
働き続ける力になることを感じる
時間でした。