女性が輝く
持田製薬の職場づくり

持田製薬が社内で実施している
「Women’s Health」
「女性活躍推進」等に
関する取り組みを紹介します。

社員インタビュー vol.4

働き続けるためには“自身の健康管理を”
すべての女性に婦人科のかかりつけ医を持つことを勧めたい

持田製薬松山事業所の所長として勤務する赤石佳恵さん。女性がキャリアを長く積んでいくためには女性特有の悩みに対するケアが重要と考える赤石所長と、現場で活躍するMRの皆さんにお話をうかがいました。
インタビュー実施:2025年9月

社員インタビュー集合写真
広島支店 松山事業所
  • 入社4年目のMR

  • 入社23年目。新卒より18年間のMR経験を経て、2020年から管理職。2024年から所長として松山事業所勤務。

  • 入社3年目のMR

  • 入社16年目の副所長

入社3年目で婦人科の病気が発覚

―赤石さんはご自身のキャリアの中で印象に残っていることは何ですか?

入社時の配属先が松山事業所で、ここが私のMR人生の出発点です。初めは開業医の先生方の担当から始まり、その後、松山市内の基幹病院の担当になりました。しばらくして転勤となり東京の基幹病院を担当していましたが、そのまま東京でプレイングマネージャーとして管理職となりました。
持田製薬入社当初より管理職へのキャリアデザインのようなお考えはあったのでしょうか?
実はひとつもなかったんですよ。中田さんぐらいの年齢のときには、無我夢中で仕事をしていましたね。クリニックへの訪問も最初は何を話そうか緊張していました。ただ、そのうち慣れてくると先生と色々な会話ができるようになって楽しくなり、気づいたら管理職になっていました。
社員インタビュー イメージ1
私も初めはドキドキしながら訪問したことを覚えています。そのような中で、女性であることがハンデと感じたことはありましたか?
自分ではあまり感じたことはないですね。ただ、ひとつ思い出したのは、入社3年目の25歳で卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったことですね。入社してから年に1回、婦人科の定期検診を受けていましたが、そのときにかかりつけの先生から「卵巣が片方、腫れているよ」と告げられ、紹介先の大きな病院でMRI(磁気共鳴画像診断)検査を受けた結果、卵巣嚢腫と診断されました。まだ当時は若かったのでこんな病気になるなんて思いもよらなかったです。 *卵巣嚢腫:卵巣に発生する袋状の病変で、古い血液が溜まる「チョコレート嚢胞」などがあります。20〜30代の若年層に多く、ほとんどは良性(がんではない病変)です。病変が大きくなると腹痛や圧迫感などの自覚症状が出ることがあります。
それは大変でしたね……。元々、自覚症状はあったんですか?
それが全くなかったんです。特に生理が重いほうでもなかったから、病名を聞いたときは「まさか自分が !?」という驚きで頭が真っ白になりました。かかりつけの先生が「僕がお母さんに話してあげるから連れておいで」と言ってくださり、母と二人で先生の説明を泣きながら聞いたのを覚えています。
治療はどうされたのですか?
数年間は、経過観察という形で定期的に検査をしていましたが、嚢腫がじわじわ大きくなってきたので30代に入った直後に腹腔鏡手術**で嚢腫を摘出しました。**腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術:お腹の2〜4ヵ所に1cm以下の切り込みを入れ、腹腔鏡(カメラ)や器具を挿入し、嚢腫を摘出する手術です。
腹腔鏡手術に対して恐怖心はありましたか?
それは意外となかったですね。その頃には仕事柄、婦人科の疾患や手術に関する知識が増えていたので、最初に自分が診断を受けたときよりは不安なく、手術自体は落ち着いて受けられました。

―若いうちに婦人科疾患を経験したことで、その後の考え方や行動に変化はありましたか?

入社3年目のときに病気がみつかったので、それからは大きく変わっていない気がします。ただ、私は現在、1ヵ月のスケジュールがほとんど埋まっているような状態です。管理職なので自分の予定だけではなく、事業所メンバーや得意先など、相手のスケジュールに合わせるためにも自分の健康には十分に気を遣っています。
自分が定期的な検診と適切なホルモン管理の必要性を実感したことで、事業所メンバーにも「何でも相談できるかかりつけ医を持つこと」と「定期検診の重要性」を常日頃から伝えたいと思うようになりました。特に婦人科系の疾患は若い頃から注意が必要なので、女性である中田さんはもちろんのこと、今日、同席している男性二人にもパートナーや周りにいる女性の健康にも気を配ってほしいなと思います。
婦人科の先生方にも「パートナーの健康もしっかりサポートしなさい」と言われることもあります。一般の女性って、妊娠、出産以前に婦人科を受診するきっかけが意外とないんですよね。月経が始まった時点で婦人科のかかりつけ医を持つメリットは大きいのに、私と同世代の30代でも婦人科を身近に感じていない人が多い印象があります。
僕は結婚したばかりですが、仕事の話のついでに妻から色々と聞かれます。最近は「今まで婦人科を受診したことはないけど、行ってみようかな……」という話もしています。
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自分だけでなく、身近な人のつらさを理解するきっかけに

―普段、どのような思いで婦人科領域での情報提供を行なっていますか?

婦人科は僕にとっては全く未知の領域でしたから、正直不安がありました。ただ、先生とのお話の中で、様々な痛みや悩みを抱えている女性が多くいることが分かり、その後は単に生理中の女性を労わろうという気持ちだけではなく、薬剤などで治療に向き合っていただくには何が必要かを具体的に考えるようになりましたね。
私はまず、同性でも理解が及ばない痛みがあることが驚きでした。それこそ寝込むような痛みやPMS(月経前症候群)の心身の不調に苦しみながら、「これくらい普通だから」と我慢している女性が想像以上に多かったです。
生理の悩みってあまり人に話せないしね。
そうなんです。たとえば身近な人の経験を聞くだけでも、受診や薬の服用のハードルが下がると思うのですが、私の普段の生活の中ではそのような会話をする機会がほとんどありませんでした。そこは疾患啓発などを通じてきっかけ作りができたらいいな、と思っています。
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私が医師から聞いた話では、治療によって「夫に“目つきが優しくなったね”と言われた」など、家族との関係性に関することが多いそうです。思いがけないところで貢献できているなと感じています。
これからも患者さんの生の声を教えていただきながら、安心して治療薬を使っていただけるように適正な情報を提供していきたいですね。

働き続けるために重要なのは自分と家族の「健康管理」

―赤石さんは社内の「女性キャリア支援研修」でお話しされたご経験があるんですよね

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そうですね。女性キャリア支援研修***では、自分自身の仕事へのモチベーションの変化や、失敗をどう乗り越えてきたか、周囲の方にどれだけ助けられてきたかなどの経験をお話しさせていただきました。同時に私自身にとっても学びがたくさんありました。
登壇された他の女性管理職の方が経験してきた結婚や出産、育児にまつわる家庭でのやりくりや保育所問題などの赤裸々な話を聞いて、個々人で様々なハードルがあることに思い至りました。事業所のメンバーがこれから経験するであろうライフイベントに直面した際のアドバイスを持ち帰ることができたので、私自身がこの研修に参加できたことに感謝しています。***持田製薬人事部主催の研修会。社員インタビューvol.2にて、詳しくご紹介しています。
ライフイベントとキャリアの両立なんて、今はまだ想像もできません……。ただそういう機会があるといいですよね。
そうだよね。女性だから、男性だからという枠組みにするのもよくないとは思いますが、女性だけが集まると、そういう話が包み隠さずにできるというのは、いいなと思いました。ライフステージの変化や家族の健康状態は、想像以上に仕事に影響します。皆さんとの面談でもご家族の様子をうかがうようにしているけれど、私一人の知見や経験では限界があるので「女性キャリア支援研修」のように、様々な立場の女性社員が一堂に会し、悩みや工夫を共有する機会がもっと増えてほしいと思います。
私もいつか皆さんのお話を聞いてみたいです!

―今後ますます女性の活躍が期待される社会において、どのような役割を果たしていきたいですか?

女性が活き活きと働くためには、何より“健康管理”をサポートしてもらえるかかりつけ医の存在が欠かせません。常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、日頃から心身の健康を維持する意識が必要ですね。
社会に出たばかりの頃ってただでさえ環境の変化でストレスが溜まりやすいので、さらに女性ホルモンの変動の影響が追い打ちをかけないように、月経困難症という疾患や治療薬について知っていただきたいです。
本当にそう思います。私自身も定期的に婦人科を受診するようになって、ホルモンの変動にともなう気分の不安定さにふりまわされることが少なくなった気がします。婦人科をスペシャリティ領域とする製薬企業の一員として、女性が活躍するための土台を支える医療的なソリューションを提供していく役割を担っていければと思います。
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疾患理解を促すためにも私達が一般の方向けに「お役立ち情報」をお届けすることも大事ですね。
そして社会全体の婦人科疾患への理解が進み、婦人科受診のハードルが下がることで、結果として女性のWell-beingに貢献できる……という感じでしょうか。
そうだね。未来の世代が自分らしい生活を送るためにも、私達にできる範囲で社内外に働きかけていきたいですね。
社員インタビュー インタビュー風景
背景に見えるのが松山城のお堀。
絶好のロケーション、松山事業所でした。