Women’s Health Care
活動レポート

持田製薬が実施している
「すこやかな未来に繋がる活動」の
最新情報をお届けします。

女子高校生への
“生理痛での婦人科受診”
啓発を継続!

~「応援ノート」の第2回目の無償配布を実施~

昨年度に実施した「応援ノート」の無償配布では、多くの方々から好意的な反響をいただきました。その声を受け、本年度も継続することとし、今回は前回の配布対象者との重複を避けるため、全国の女子校に通う高校1年生を対象に配布いたしました。

応援ノート内にも掲載している、女子高校生388人を対象に行った調査では「授業に影響が出るほど生理がつらい」と答えた生徒が204名(52.6%)に上りました。生理痛がつらくても我慢したり、鎮痛剤でしのいだり、痛みにより学校を休んでしまう生徒もいます。

女子高生の生理痛(一番つらいとき)の強さのグラフ
出典:Hoka C, et al. Jpn J School Health 62; 2020: 314-323

月経周期において、子宮内膜に受精卵が着床しなかった場合、不要となった子宮内膜を排出するために、生成されたプロスタグランジンにより子宮は収縮します。生理痛とは、このプロスタグランジンが過剰に生成されることにより、強く現れる場合のある痛みです。また、生理に対する不安や緊張、普段の生活からくるストレスなどの心理的な要因が関与している場合や、子宮内膜症などの疾患が背景に存在することもあります。

しかしながら、「婦人科に行くほどではない」と我慢したり、婦人科受診への抵抗感から、受診が選択肢に入らない高校生が多いのが現状です。

こうした生理に悩みを抱えた高校生が、婦人科受診という選択肢を知ることで、つらい生理痛を我慢せずにすむよう、知識の面から少しでもサポートできればと考えています。
今後も生理に悩みを抱える学生に寄り添った活動を進めてまいります。

*応援ノートは学習支援の一貫としてスポンサー企業が全国の児童・生徒(幼稚園、保育園、小中学校、高校、大学、専門学校)へ『お役立ち情報』
付きの学習帳を提供するサービスです。(運営:株式会社スフレ)