Q17 持続皮下投与療法と、この先長く付き合っていけるかな?コツや工夫があったら教えて!
A17
●治療を続けていくために
安全に、そして安心して治療を続けていくために、日常生活の中に治療をうまく組みこみ、自己管理をしっかり行うことが大切です。
病気の状態や今後の療養生活、治療について不安を感じたときには、抱え込まずに家族や友人、主治医、看護師などご自分が信頼できる方に相談しましょう。
日々の体調を知り、管理することも治療の一つです。体調の変化や生活について毎日観察をし、記録しましょう。気になることがあった場合には主治医に相談しましょう。
TREPROST DIARY
(トレプロスト®持続皮下投与療法を行う患者さんのための“痛みの管理日誌”)
注射部位の痛みや赤み、腫れなどの反応を管理し、よりよい日常生活を送ることを目的として作成されています。
使い方
まず、目標を立てましょう。どのような目標がよいか迷ったら、医療従事者に相談して一緒に目標を立てるようにしましょう。そして、痛みや皮膚の状態、肺高血圧症の症状について、毎日、具体的に記載しましょう。
受診時には主治医や看護師に見せるようにしてください。
この日誌を活用し、ご自身・ご家族でトレプロストと上手に付き合う方法を見つけていきましょう。
●外出するとき
普段の外出だけではなく、緊急時や災害時に備えて、持ち物チェックリストを作っておくと便利です。緊急連絡カードはいざというときにとても役立ちますので、必ず携帯するようにしましょう。
持ち物チェックリスト
持ち物 | 個数 | 備考 |
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消毒などに必要なもの | ||
タオル(ペーパータオルなど) | 適宜 | |
アルコール消毒綿 | 適宜 | |
薬剤投与の準備に必要なもの | ||
トレプロスト注射液のビン | 1~2 | 必要量に応じて開封済以外に未開封のものも用意 |
シリンジ・針 | 1 | |
機器のセットに必要なもの | ||
ポンプ(予備) | 1 | |
留置針・チューブ(予備) | 1 | |
電池(単4アルカリ) | 1 | |
廃棄に必要なもの | ||
廃棄容器(注射針、留置針用) | 1 | 家庭用ゴミでは捨てられません。医療機関から指示された方法(専用の廃棄容器の指示を含む)に従って処分してください。 |
廃棄用の袋(使用済みとなった薬剤のビン、シリンジ、チューブ用) | 1 | |
緊急時等に必要なもの | ||
緊急連絡カード (または、緊急連絡先を記載したもの) |
1 |
●投与中の観察
正しく投与されているか、ポンプや注射部位を1日の中で何度か観察しましょう。
ポンプ | |
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ポンプは作動していますか | |
注入量は正しいですか | μL/h |
シリンジとチューブの接続部から薬液が漏れていませんか | |
薬液は減っていますか | |
電池の残量は十分ですか |
注射部位について | |
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留置針とチューブがしっかり接続されていますか | |
固定テープが濡れていませんか | |
固定テープがはがれていませんか | |
留置針が浮いていませんか |
その他 | |
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次の薬剤交換日はいつですか |