卵巣の機能を抑えて月経を止めるホルモン療法のGnRHアゴニスト療法という種類の治療方法になります。スプレキュア点鼻液0.15%以外にも、使用できる製剤はいくつかあります。

鼻腔内に噴霧後1〜2週間で性ホルモンの分泌を抑え始め、以降使用を継続することで性ホルモンの分泌を抑えます。一時的に閉経と同じ状態にすることで、病巣を小さくします。

このおくすりの主な副作用として、ほてり、肩こり、頭痛、不正出血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
⇒おくすりの副作用について

おくすりを点鼻中でも排卵し、妊娠する可能性があります。
服用中、飲み薬（経口避妊薬：ピル）以外の方法で必ず避妊をするようにしてください。詳しくはかかりつけの先生とご相談ください。

1.使用を開始してから1ヵ月くらいまでの場合
指示された時間に使い忘れたら、気がついた時点で速やかに噴霧し、以後通常の噴霧スケジュールに戻ってください。ただし、次に使用する時間が近い場合は、時間をあけてできる限り1日3回使用するようにしてください。

2.使用を開始してから1ヵ月以上すぎている場合
2〜3日以内の使い忘れならば、その時点から噴霧を再開して、以後通常の噴霧スケジュールに戻ってください。
4日以上使い忘れたら、医師または薬剤師に相談してください。

なお、誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。