Women’s Health Care
活動レポート

持田製薬が実施している
「すこやかな未来に繋がる活動」の
最新情報をお届けします。

部活を頑張る女子大生が“生理や体について学び、考える”

出張授業「大学生のためのワタシのカラダ講座」実施レポート!

2026年2月18日、玉川大学にて、出張授業「大学生のためのワタシのカラダ講座」を開催し、玉川大学のダンスドリルチームとエアロビックチームに所属する女子学生40名(1~3年生)にご参加いただきました。
本講座は、学業に加え、日々の部活動において激しいトレーニングに取り組んでいる女子学生の皆さんに、正しい生理の知識と婦人科受診の重要性を知ってもらうために実施いたしました。普段の生活だけでなく、大事な試合の日なども快適に過ごせるよう、今回学んだことを活かしていただくことを目的としています。

Seventeenモデルが聞く!JKの生理モンダイ

生理の悩みがパフォーマンス低下につながることも

講座の開催前に実施したアンケートでは、悩んでいる生理の症状として「だるさ・眠さ(57%)」、「腹痛(54%)」、「食欲増進(54%)」などが上位にあがりました。また、生理の悩みに対しての対処法として「医療機関で処方される薬で対処している」を選んだ学生は3%にとどまり、多くの学生が我慢や市販薬によるセルフケアで対処していることがわかりました。

部活生特有の悩みとして、「部活の試合や本番と生理が被ることで困った経験がある」と答えた方は59%で、

具体的には、

  • ・トイレにいけるタイミングが限られていたり、タイトな衣装を着るので気になったりした。
  • ・体が重い感じがして、思うように力を発揮できなかった。
  • ・衣装に血がつかないか心配だった。

など、部活を頑張る学生が生理において切実な悩みを抱えていることがわかりました。

現在生理に関する
以下の悩みをお持ちですか。
お持ちの場合、
あてはまるものを教えて下さい。
(複数回答可)

だるさ・眠さ57%、腹痛54%、食欲增進54%、生理不順43%、肌荒れ40%、イライラする40%、むくみ29%、貧血20%、腰痛17%、下痢 便秘17%、出血量が多い14%、不正出血がある9%、その他3%

上記の悩みに対する対処法を
教えてください。
(複数回答可)

基本的に我慢している59%、市販の鎮痛剤(痛み止め)を服用している53%、医療機関で処方される3%、部活・学校やアルバイトなどを休む0%、その他3%

部活の試合や本番と生理が被ることで
困った経験はありますか。

はい 59%、いいえ 41%

生理や女性の体のしくみを知り、今と未来の自分に向き合う

塚田先生のご講義の様子
塚田先生のご講義の様子

講座の前半は婦人科医であるアトラスレディースクリニック院長・塚田訓子先生より「生理のメカニズムと女性のカラダ~アスリートと指導者に知ってほしい婦人科の知識~」と題し、生理の仕組みや女性のカラダについて、基礎的な情報をわかりやすく講義していただきました。

学生の皆さんが特に関心を寄せていたのは、アスリートが陥りやすい生理のトラブルについての内容で、激しいトレーニングを行うアスリートが直面しやすい生理不順や生理が来なくなる状態(無月経)、さらに体重減少や栄養不足によって将来的に骨粗しょう症を引き起こすリスクなど、健康に影響を及ぼす可能性について丁寧にお話しいただきました。
また、実際に受診されているアスリートの患者さんの事例も紹介され、学生たちは自身の生活と重ね合わせながら真剣に耳を傾けていました。

講義を通して、自分自身の生理やカラダについて知ることの重要性、そして婦人科を受診することの大切さが伝えられました。
先生は「生理に関するどんな悩みや不安でも、気軽に婦人科に相談してほしい」「婦人科は怖いところではなく、皆さんをサポートする場所です」と話されました。「私のクリニックに来ている患者さんの半数は10代・20代。最も若い患者さんは小学生ですよ」というお話もあり、学生たちにとって婦人科を身近に感じられるきっかけとなったようでした。

婦人科受診についてのテーマでディスカッション

後半は、学生たちが生理がつらいときに婦人科に「行く派」と「行かない派」に分かれ、“その理由”についてディスカッション形式のグループワークを行いました。それぞれのグループは、自分たちの考えや体験、塚田先生の講義内容などをもとに、婦人科受診の重要性やためらう理由などについて活発に意見を交換しました。

グループワーク中の学生たち
グループワーク中の学生たち
学生たちが考えた“行く理由”とその反論(一例)
学生たちが考えた“行く理由”とその反論(一例)

「婦人科に行く派」からは、病気の早期発見が可能になることや専門家に相談することで安心感を得られること、受診は自分の体を理解する手助けになる、といった意見があがりました。「婦人科を受診することが自分たちの演技のパフォーマンス向上にもつながるはず!」といったように婦人科受診を“自分事”と捉えた、部活生ならではの意見も出ました。

一方、「婦人科に行かない派」からは、婦人科受診に対する恥ずかしさや不安を感じるという意見や、中には「つらくても気合いで何とかする!」といった声もありました。今、生理に関する悩みを抱えていても婦人科受診に至らない、学生たちの率直な思いがうかがえる結果となりました。

また、「時間がない」「部活が休めない」という行かない派の意見に対し、行く派からは「時間は作るもの!」「オフの日に行こう!」といった声があがり、結果、婦人科受診の優先順位を上げることが重要という認識や、受診のための改善策が出ました。
自分たちでディスカッションを重ねながら意見を出し合ったことで、自分の体を大切にすることが重要であるという認識が深まったようでした。

講座を終えて婦人科受診へ前向きな気持ちに

講座終了後に行ったアンケートで、塚田先生の講義に関しては、


  • ・生理痛の背景に病気の可能性があることに驚きました。生理痛が酷い方なので病院を受診しようと感じました。
  • ・生理のその時のみではなく、食事や骨など女性ホルモンがどのように私たちの体に関わっているのかを知ることができて良かったです。
  • ・生理がおこるサイクルを知ることができて、恐怖心が少し軽減した。症状がなくても、検診などで婦人科に気軽に行ってみようと思いました。
  • などの感想が寄せられ、また講座全体でも、
  • ・産婦人科での診察内容を初めて聞いて行ってみようかなという気持ちになりました。
  • ・チームメイトとも不安を共有して、練習などではあまり話せないことを考えられる時間になって良かったです。

といった感想が寄せられました。

本講座をうけて、生理がつらいときは
婦人科を受診しようと思いましたか。

はい100%、いいえ0%

本講座をうけて、
婦人科を受診することに対する
不安や疑問は解消されましたか。

はい97%、いいえ3%

女性のヘルスケアについて学ぶ機会創出の大切さ

今回の講座では、婦人科医の講義と学生同士のディスカッションを通して、生理や婦人科受診の重要性について考えていただく機会を提供しました。生理の正しい知識を得ること、自身のカラダについて考えることは、今の自分だけでなく、未来の自分を大切にすることにもつながります。さらには、今回のような部活生にとって、より良いパフォーマンスを発揮するための健康管理は欠かせないものです。
私たちは、これからも生理に関する正しい知識の理解促進と、婦人科受診へのハードルを下げるための活動を重ねながら、皆さんの健康を支え、女性がより輝ける未来の実現をお手伝いしていきたいと考えています。