肺高血圧症とは?

肺高血圧症

肺高血圧とは、心臓から肺に血液を送る肺動脈の血圧が高い状態(安静時平均肺動脈圧25mmHg以上)を指します。
肺高血圧症の初期症状としては、動いたときの息切れや、疲れやすさ、呼吸困難、動悸、足のむくみなどがあり、さらに病気が進行すると、失神、咳、血痰といった症状がみられることもあります。

肺動脈性肺高血圧症(Pulmonary Arterial Hypertension:PAH)

肺動脈が異常に狭くなり、また硬くなることで生じる肺高血圧症です。安静時平均肺動脈圧25mmHg以上かつ肺毛細血管楔入圧15mmHg以下の場合と定義されています。この病気がなぜ起こるのか、その原因はまだ詳細には解明されていません。
あらゆる年齢で発症しますが、30歳前後の比較的若い年齢での発症が多く、また女性に多くみられます。難病情報センターによると、PAHの患者数は1,969名(2011年度「呼吸不全に関する調査研究班」による調査)です。
治療は、経口薬または注射薬により、肺の血管を拡げることが中心になります。注射薬での治療は原則として入院で行われますが、主治医の判断により、薬の調製や投与方法などを十分に訓練・習得した後に自宅にて持続投与療法を行うことが可能です。
PAHは国の定める難病に指定されており、診察や治療に関する医療費には公費による補助があります。