トレプロスト持続皮下投与療法マニュアル【追補版II】
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8硬くなる(硬こう結けつ) 注射部位の皮膚が硬くなること(硬結)があります。皮膚が硬くなることで注入ポンプの閉塞アラームの原因になることがあります(閉塞アラームについてはトレプロスト持続皮下投与療法マニュアル 41ページおよび追補版6ページをご参照ください)。留置針の跡(色素沈着) 留置針の跡は、個人差はありますが消えないで残ることもあります。● 皮膚の硬い部分が大きくなったり、閉塞アラームが頻繁に鳴ったりする場合は、注射部位を変更してください (注射部位の選択については3ページをご参照ください)。● 主治医に相談して軟膏やクリームなどの薬剤を使うことも可能です。対処法かゆみ トレプロストの薬剤による反応で、注射部位にかゆみを感じることがあります。また、留置針の固定テープやその補強、チューブの固定に使用しているテープによってかゆみ(かぶれ)がでることもあります。● 留置針の固定テープの補強やチューブの固定に使用しているテープが原因の場合はテープの種類を変えることや、テープをはがすときに、ゆっくりはがすことも効果的です。● 留置針の固定テープを貼る前に、皮膚保護剤などを使用することも効果的です。主治医や看護師に相談しましょう。● 一度かゆみを感じてひっかいてしまうと湿疹ができ、さらにかゆみのためにひっかくという、かゆみの悪循環が起こってしまいます。ひっかかないようにしましょう。● かゆみのある部位を冷やすことで効果がある場合もあります。● かゆみが続く場合は、注射部位を変更してください。● 主治医に相談して軟膏や内服薬などの薬剤を使うことも可能です。対処法● 主治医に相談して軟膏やクリームなどの薬剤を使うことも可能です。対処法

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