トレプロスト持続皮下投与療法マニュアル【追補版II】
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2 トレプロスト持続皮下投与療法は、入院して治療を開始しますが、主治医の判断と患者さんの意志によって、自宅でも治療を継続することができます。 トレプロスト持続皮下投与療法を継続しながら、肺動脈性肺高血圧症とうまく付き合っていくためには、以下の3つのことが必要です。病気と治療についてよく理解すること● 主治医の先生の話を聞き、わからないこと、不安なことは相談しましょう。この治療を受けるという意志をもつこと● 治療をしてどうなりたいか、何をしたいかなど具体的な目標をもちましょう。きちんと自己管理をすること● トレプロスト持続皮下投与療法について正しい手順を身につけましょう。● 日々の体調を知り、管理することも治療の一つです。体調の変化や生活について毎日観察をし、記録しましょう。気になることがあった場合には主治医に相談しましょう。● 日常生活の中に治療をうまく組み込むことが大切です。生活の中での少しの工夫が継続の力になります。1 治療をはじめる前に

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