トレプロスト持続皮下投与療法マニュアル
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Ⅳ. 緊急時の対応留置針・チューブのトラブル 留置針やチューブにトラブルが生じ、一時的にトレプロストを投与できなくなっても、すぐに効果がなくなるわけではありません。あわてずに落ち着いて対処しましょう。また、対処しきれない場合や、心配な時は主治医に連絡しましょう。なお、一時的にトレプロストの投与を中断したからといって、自己判断でポンプの注入量を速めることは絶対にしないでください。トラブル原因対処留置針が抜けた。留置針またはチューブに強い力が加わった。直ちに新たな留置針を刺し、投与を再開する。その後、主治医に連絡する。チューブから薬液が漏れた。チューブに強い力が加わった。ポンプを停止する。直ちに新たなチューブを用意し、投与ルートの準備を行い、投与を再開する。その後、主治医に連絡する。チューブの接続部がはずれた。接続部がゆるんでいた。ポンプを停止する。はずれた直後に発見し、清潔な状態であれば、アルコール消毒綿で接続部を消毒し、再度接続してもよい。清潔とはいえない場合は、新しいものに交換する。40

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