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EPAのあゆみ/脂肪酸とは?

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EPAが注目された理由

◆グリーンランドの調査で示唆されたEPAの有用性

アザラシなどの海棲類を主食としていたグリーンランドの先住民族イヌイットは、冠動脈疾患(心筋梗塞)による死亡率がデンマークの白人に比べて非常に低いことが、1970年代の疫学調査により認められていました。さらに、イヌイットでは魚やアザラシの脂肪に多く含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)が血中に多く含まれていることがわかり、脂肪酸が注目されはじめました。これらの疫学調査から、EPAを多く摂取することにより冠動脈疾患(心筋梗塞)を予防できることが示唆されました。

白人とイヌイットの摂取脂肪酸組織と冠動脈疾患リスク

Dyerberg J, et al. Lancet 1978;2:117-9
Dyerberg J, et al. Scand J Clin Lab Invest 1982;42 (suppl 161):7-13
Bang H.O, et al. Am J Clin Nutr 1980;33:2657-61より改変

◆日本の疫学調査が示すEPAの有用性

日本においても、魚を多食する食事習慣と心血管疾患の発症頻度に関して、疫学調査が行われています。

・千葉県で行われた疫学調査

千葉県の沿岸漁業地域と内陸部の都市近郊農業地域において、3年間にわたる疫学調査が行われました。
まず、漁業地域と農業地域における魚の摂取量が比較検討されました。1日平均魚介類摂取量およびEPA摂取量は、漁業地域において明らかに高値でした。

漁業地域と農業地域の魚介類およびEPA摂取量の比較(1980年)

平井愛山, 日本内科学会雑誌 1985;74:13-20より作図

また、1977年から1980年の漁業地域(対象地区を包括する勝浦市)および近郊農業地域(対象地区を包括する柏市)における虚血性心疾患、脳血管障害の訂正死亡率を比較検討しました。その結果、両疾患による死亡率はともに漁業地域において近郊農業地域と比較して低い傾向が認められました。

このような疫学調査の結果から、生活習慣の見直し、特に食事中の脂肪の「質」を見直し、EPA摂取を増やすことが注目されてきています。

漁業地域と近郊農業地域における虚血性心疾患・脳血管障害の訂正死亡率(1977-1980)

平井愛山, 日本内科学会雑誌 1985;74:13-20より改変

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