ヘッダをスキップ



文字サイズ 文字サイズ「小」 文字サイズ「中」 文字サイズ「大」 文字サイズ「特大」

ニュースリリース

年頭にあたって

2013年1月28日

持田製薬株式会社
社長 持田 直幸


 あけましておめでとうございます。本日はお忙しいなか多数のご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。年頭にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 昨年のわが国は、東日本大震災からの復旧・復興を下支えとした国内経済の穏やかな回復が見込まれておりましたが、海外経済の減速により不況感が強く、年末には政権交代もあった一年でした。医薬品業界においても、医療費財源確保の問題を背景とする薬剤費抑制諸政策が継続的に進められ、4月には薬価改定も行なわれ、また国内外の企業間競争が一段と激化するなど、引き続き厳しい事業環境にあります。このような状況下、当社グループは総合健康関連企業グループとして、研究・開発から製造・販売までのグループ総合力を結集し、医療ニーズ・健康ニーズに応えることで、持続的な企業価値向上を図っていきます。

 当社グループの具体的な事業活動について説明します。

 医薬品事業については、重点領域の循環器、産婦人科、皮膚科、救急、精神科にリソースを集中し、ライフサイクルマネジメントやパートナーシップを重視した戦略的なアライアンスの推進に加えて、医療ニーズに応える付加価値型製剤の導入・開発にも取り組みます。難治性疾患の治療薬など新しい医療領域にも挑戦するとともに、バイオ後続品への取り組みや、後発品事業の拡充も推進します。

 内科/循環器領域では、主力品の高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療剤「エパデール」および持続性Ca拮抗降圧剤「アテレック」が薬価引き下げや市場での激しい競争の影響を受けていますが、EBMを活用して製品価値の最大化に向けたさまざまな取り組みを行っていきます。精神科領域では、「レクサプロ」についてSSRIのトップシェアを目指して売上高の早期最大化を図り、大きな柱に育てていきたいと思います。産婦人科・皮膚科領域もコア領域として、QOLに貢献する製品として高い評価を受けている子宮内膜症治療剤「ディナゲスト」と、尖圭コンジローマ・日光角化症治療薬「ベセルナクリーム」を中心に強化していきます。

 G-CSF製剤のバイオ後続品について、昨年11月に国内初の製造販売承認を取得し、2013年度の発売にむけて準備に取り組んでいるところです。また、昨年9月にジェネリック注射剤について世界的な実績を持つホスピーラと包括的に提携し、ジェネリック抗がん剤の販売を開始しました。事業拡大の一環としてジェネリック抗がん剤市場に参入するという戦略を推進させるものです。後発品事業については、バイオ後続品やジェネリック抗がん剤を含め、医療ニーズに応えた持田らしい製品ラインナップを充実させ、100億円事業に向けて売上を拡大したいと考えています。

 医薬品開発については、高血圧症治療用の配合剤「AJH801」(シルニジピン/バルサルタン配合剤)は、昨年10月に味の素製薬が製造販売承認の申請を行いました。潰瘍性大腸炎治療剤「MD-0901」および「レクサプロ」の社交不安障害の効能追加は臨床第V相試験、肺動脈性肺高血圧症治療剤「MD-0701」は臨床第II/III相試験、「ディナゲスト」の子宮腺筋症の効能追加は臨床後期第II相試験をそれぞれ実施中です。なお、バイオ後続品についてはG-CSFに続く品目の開発を推進します。
 「エパデール」のスイッチOTC医薬品については、昨年12月に製造販売承認を取得しております。

 創薬研究については、医療ニーズに応える独創的グローバル新薬の創製を目指して、慢性疼痛、糖尿病・肥満の2分野にテーマを集中して活動しています。また、国内外の機関との共同研究も組み入れて研究活動の効率化をはかり、敗血症治療薬(抗体医薬)、疼痛治療薬の導出活動にも積極的に取り組んでおります。

 子会社の持田製薬工場株式会社では、新薬メーカーならではの厳しい品質管理のもと、高度な製剤技術による付加価値の高い医薬品を製造するとともにコスト競争力の強化を目指します。また、高品質・安定供給・適正価格の受託製造を積極的に推進します。

 子会社の持田ヘルスケア株式会社では、皮膚科学に基づいた、低刺激性かつ機能性の高いスキンケア製品を提供しています。今年の2月には、ご愛用者のご要望にお応えして、抗真菌(抗カビ)成分「ミコナゾール硝酸塩」と殺菌成分「トリクロサン」を配合した「コラージュフルフル泡石鹸」の<大容量タイプ>と<つめかえ用>を新発売し、売上拡大を目指します。

 持田製薬は今年、創業100周年を迎えます。これを一つの通過点として、中堅企業ならではの機動性・スピードに重点を置き、医療ニーズ・健康ニーズに応え、持田製薬グループならではの価値ある製品を継続的に創出し、皆様の健康・福祉に貢献するとともに着実な成長を遂げたいと考えています。


以 上