トップメッセージ

株主・投資家の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。第78期(2015年4月1日から2016年3月31日まで)の事業の概況をご報告するにあたりご挨拶申し上げます。

医薬品業界においては、社会保障費財源確保の問題を背景とする薬剤費抑制政策が継続的に推し進められるなか、後発品普及率80%に向けて後発品の使用がさらに促進され、加えて企業間競争も加速しており、事業環境はますます厳しいものになっています。このような事業環境の変化にも対応しながら、持田製薬グループは総合健康関連企業グループとして、研究・開発から製造・販売までのグループ総合力を結集し、医療・健康ニーズに応え、持続的成長を目指した経営を行ってまいりました。

当期につきましては、高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療剤「エパデール」等の長期収載品では後発品使用促進策の影響がありましたが、抗うつ剤「レクサプロ」等の新薬や後発品が伸長し、医薬品関連事業が全体として好調に推移したこと、ヘルスケア事業も堅調であったことなどから、連結業績は増収増益となりました。
開発パイプラインは概ね計画どおりに進捗し、新たに慢性便秘症治療剤「AJG533」、アダリムマブのバイオ後続品「LBAL」、テリパラチドのバイオ後続品「RGB-10」および関節軟骨損傷治療材「dMD-001」を加えることができました。
また、新薬開発や既存品の製品価値拡大の取り組みに加えて、難治性疾患への取り組み、医療ニーズ・顧客ニーズに応える付加価値型製剤の開発、バイオ後続品やジェネリック抗がん剤を含めた事業性・戦略性の高い後発品事業の拡充など、新しい事業領域での取り組みも着実に進めております。

今年度を起点とする3ヵ年の中期経営計画に掲げておりますとおり、どのような環境変化にも対応できるよう、「選択と集中による、リソースの戦略的再配分」「営業力強化による新薬等への注力」「次世代の柱構築のための継続的な投資」の3点に重点的に取り組み、持続的成長に向けて選択と集中を進め収益構造を再構築してまいります。
株主・投資家の皆様には今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 持田 直幸

2016年6月