ディナゲスト錠1mgの患者様への説明のポイント ~治療効果と副作用~

ディナゲスト錠は、プロゲステロン受容体に対する選択性が高く、卵巣機能を抑制し、また、子宮内膜症病巣の増殖を抑制することにより子宮内膜症の症状を改善します。一方、主な副作用としては、不正出血(月経でないときに起こる性器出血)が報告されています。

ディナゲスト錠を処方される患者様への薬剤説明のポイントとして、「治療効果」と「不正出血」についてまとめました。

ディナゲスト錠を処方される患者様へ、治療効果と合わせて服用中に起こる不正出血の特徴を事前に分かりやすく伝えて理解を得ておくことは、不正出血に対する患者様の不安感の解消や服薬アドヒアランス向上につながることが期待できます。

ディナゲスト錠の服用による治療効果について

  • 月経痛への効果
    ディナゲスト錠は、卵巣からのエストロゲンの産生を抑制し、子宮内膜の周期的な増殖を抑えます。ディナゲスト錠を服用すると月経はなくなり、月経にともなう辛い痛みなどの自覚症状が抑えられます。
  • 月経時以外の痛みへの効果
    ディナゲスト錠は月経を止めるだけでなく、子宮内膜症の病巣に直接作用して、病巣の増殖を抑制する作用を持っているので、月経時以外の痛みも抑えるという特徴があります。

下腹部痛・腰痛・性交痛・排便痛など

ディナゲスト錠の服用による不正出血について

服用中は通常の月経周期よりも子宮内膜が薄くて剥がれやすい状態になっているので、予期しないときに不正出血が起こりやすくなります。

服用初期は、「通常の月経程度」以上の不正出血が起こる割合は高く、不正出血が起こる日数も長いですが、ディナゲスト錠の服用期間が長くなるにしたがって減少することが認められています。

ディナゲスト錠を1日2回52週間投与したときの性器出血の発現日数(平均値)は、投与8週に18.7日、24週には11.3日、52週には6.4日まで漸減し、通常の月経程度以上の出血は、投与8週に33.3%(45/135例)、24週には18.3%(24/131例)、52週には4.3%(5/116例)と漸減しました。

Momoeda M,et al,J Obstet Gynaecol Res,35(6),1069-76(2009)

不正出血の程度・頻度(長期投与試験成績の詳細)については、こちらをご覧ください。

ディナゲスト錠の作用と服用にともなう不正出血について

(注意)ディナゲスト錠1mg「使用上の注意」(一部抜粋)
2.重要な基本的注意
(4)本剤投与後に不正出血があらわれ、重度の貧血に至ることがある。出血の程度には個人差があり、投与中に出血が持続する場合や一度に大量の出血が生じる場合もあるので、以下の点に注意すること。
  • 1)患者にはあらかじめ十分に説明し、出血量が多く持続日数が長い場合や一度に大量の出血が認められた場合には、医師へ相談するよう指導すること。
  • 2)不正出血が認められた場合には必要に応じて血液検査を実施し、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には鉄剤の投与又は本剤の投与中止、輸血等の適切な処置を行うこと。
  • 3)貧血の発現率は、子宮腺筋症又は子宮筋腫のある患者では、ない患者と比較し、高い傾向が認められている。
(5)本剤を長期投与する場合には以下の点に注意すること。
  • 1) 不正出血が持続的に認められている患者は、類似疾患(悪性腫瘍等)に起因する出血との鑑別に留意し、定期的に画像診断等を行うなど、患者の状態に十分注意すること。また、必要に応じ細胞診等の病理学的検査の実施を考慮すること。

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インフォームドコンセントのポイント
  • ディナゲスト錠1mgの患者様への説明のポイント ~治療効果と副作用~
  • ディナゲスト錠1mgの患者様とのコミュニケーションのポイント ~治療効果の確認~
  • ディナゲスト錠1mgの特徴
  • ディナゲスト錠1mgによる治療効果
  • ディナゲスト錠1mgの安全性
  • ディナゲスト錠1mg投与中の出血、避妊について

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