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代表的な治療法

■尖圭コンジローマの治療
尖圭コンジローマの治療には、薬物療法と外科的療法の大きく2つに分類されます
こちらでは、保険適応を持つ治療法をご紹介致します。

〔治療に関する重要な情報〕
  • 治療時に、見えているすべての疣贅を除去したとしても、ウイルスが遺残している可能性があるため、再発を繰り返し、治療が長期にわたる場合もあります。
  • 尖圭コンジローマにおける治癒とは、視診によるものや、コルポスコピーや拡大鏡による観察によって判定されます。また、その時点でウイルスが遺残している可能性も考えられるため、最低3ヵ月は再発がないことを確認する必要があります。
■薬物療法
★<イミキモド(imiquimod)【製品名:ベセルナクリーム5%】>
2007年12月に保険適用の尖圭コンジローマ治療薬として発売されました。医師が症状に応じて患者さんに処方し、患者さんがイボに直接塗って治療を行います。
イミキモドは1997年に米国FDAにより尖圭コンジローマ治療薬として承認されて以来、世界の75以上の国と地域で承認されています。
本剤は「性感染症診断・治療ガイドライン」(日本性感染症学会 発行)において、ファーストラインの治療法の1つに分類されています。 (同ガイドラインにファーストラインとして分類される治療法を★印で示しています。)
免疫賦活剤「イミキモド(imiquimod)【製品名:ベセルナクリーム5%】」の局所への塗布
イミキモドは、インターフェロン等のサイトカインを誘導するとともに、細胞性免疫応答を賦活することにより、抗ウイルス作用を発揮する薬剤です。
塗布後の主な副作用として、塗った部位の紅斑、びらん、表皮剥離、浮腫、疼痛、湿疹などが報告されています。
■外科的療法
★<凍結療法>
局所麻酔は行わず、液体窒素を綿棒などに染み込ませ、病変部に押し付けて凍結、変性、壊死させて疣贅を除去する治療法です。小さな病変に対して有効な治療法です。治療後、水疱、糜爛、潰瘍が生じることがあります。処置中および帰宅後数日間も痛みを伴います。
★<電気焼灼>
局所麻酔を行い、疣贅を電気メスにて焼灼する治療法です。小〜中程度の大きさの疣贅であれば、多発性であってもこの治療法が適用できます。治療後に熱傷、糜爛、潰瘍、疼痛が生じることがあります。
<炭酸ガスレーザー蒸散>
局所あるいは腰椎麻酔を行い、疣贅を炭酸ガスレーザーにて蒸散させる治療法です。小〜中程度の大きさの疣贅で、孤立したものから広範囲に多発した場合まで適用できます。治療後に糜爛、潰瘍、疼痛のほか、赤みや色素沈着が数ヵ月続くことがあります。
監修医のワンポイントアドバイス
不用意に主腫瘍にレーザーや電気メスを使用することでかえって周囲にウイルスを拡散させてしまうことがあります。また医師自身が飛散したウイルスを吸い込んでしまうことがあるため、施術の際には医療用の防塵マスクの着用をおすすめします。外科的切除範囲は腫瘍断端よりも広範囲にとることが必要です。また、真皮まで達する深度が必要です。
<外科的切除>
局所麻酔を行い、鉗子(カンシ)等により疣贅を切除し、必要に応じて縫合します。この治療法では、小さな疣贅から大きな疣贅まで適用できます。治療後に糜爛、潰瘍、疼痛を発現することがあります。
監修医のワンポイントアドバイス
局所麻酔で腫瘍を浮かせておいて、リング鉗子やメスにより疣贅を切除します。この治療法では、小さな疣贅から大きな疣贅まで適用でき、病理組織学的診断をするうえで有効です。また、腫瘍が大きな場合は縫合が必要になります。治療後に糜爛、潰瘍、疼痛を発現することがあります。 局所麻酔の大事な機能の一つに、腫瘍を浮かせて必要十分な組織を切除するとともに血管を保護することがあります。尖圭コンジローマの手術の際には「皮下」ではなく意識して「皮内」に局麻薬を注入するのが再発予防のテクニックです。
はさみを使って切除すると皮下の血管も損傷する恐れがあり、実際には水イボ切除用のリング鉗子や頸部バイオプシー用の鉗子を多用しています。傷跡もほとんど残らず、血管の損傷も少ないので出血も少ないです。